ボロ物件投資とは:成功への道とその課題
みなさん、こんにちは。最近、「ボロ物件投資」という言葉を耳にすることはありませんか?
不動産投資の一形態として、古くて価値の低い物件、いわゆる「ボロ物件」を購入し、それを賃貸に出すという方法です。
私自身もこのボロ物件投資を実践しており、今回はその魅力と課題について語ってみたいと思います。ボロ物件投資には確かにリスクがありますが、上手くやれば十分に収益を上げられる投資スタイルだと実感しています
ボロ物件とは築古の家やアパートのこと
まず、ボロ物件とは築古の家やアパートのことを指します。ボロの定義は人によって異なりますが、私は戸建てなら600万円以下、アパートなら2000万円以下の物件をボロ物件としています。私が所有していたボロ戸建ての多くは200万円以下で、100万円以下の物件もいくつかありました。
このように、ボロ物件は非常に低価格で購入できる点が最大の特徴です。家賃収入に大きな差は出ませんが、購入価格が大幅に安価なため、利回りが高くなるのが魅力的なのです。
ボロ物件投資の魅力は資金効率と収益性
ボロ物件投資の有利な点は、少額の資金から始められることです。低価格な物件なら現金一括での購入も可能で、ローンを組まずにスタートできます。ローンの返済がない分、仮に空家になっても精神的な不安が少なくてすみます。
また、正しい知識を持って物件を選び、適切にリフォームを施せば、数年で元本を回収することも可能です。また、築40年や築50年でも家賃収入にそれほど差は出ないため、時間をかけて確実に資金を回収できるチャンスがあるのです。
さらに、売却時にも購入価格とほぼ同額、場合によっては利益を上げられる可能性があります。少額の投資から着実に収益を上げられるのが、ボロ物件投資の最大の魅力だと言えるでしょう。
適正価格の見極めと融資の利用
ボロ物件の価格は地域によって異なるため、始められる地域の物件をネットでチェックし、適正価格を見極めることが重要です。ボロ物件投資は、ときに数万円からスタートできる場合もありますが、なぜそのような安価で買えるのか、更にはその地域の気候や地形なども考慮する必要があります。
ボロアパートを購入する場合は政策金融公庫からの借入を利用することも検討できます。頭金が20~30%あれば借り入れが可能となる場合もありますが、借入期間が10年と短い場合があるので、返済比率を確認してから購入する必要があります。また、ボロ物件で入居者がいる状態での購入では、全てを内見できるわけではないので、隠れた瑕疵があることを前提に、少しでも安く購入し、修繕に備えることをお勧めいたします。
さらに、近年、火災保険料が急激に値上がりしており、収益を圧迫する要因となっています。
デメリットは修繕費の負担と融資の難しさ
一方で、ボロ物件投資にはデメリットもあります。まず、修繕費が嵩む可能性が高いことが挙げられます。しばらく空室期間があった物件は、入居前にある程度修繕を施しても、2~3ヶ月は不具合による修繕依頼が続くことがあります。
また、資産価値が低いため、融資を受けにくいという点もあります。固定資産税は比較的安いものの、家賃収入が低めなため、結果的に税金が高く感じることもあるでしょう。さらに、近年、火災保険料が急激に値上がりしており、収益を圧迫する要因となっています。
こうしたデメリットを認識した上で、慎重にボロ物件投資に臨む必要があります。
ボロ物件投資で成功するための経験と実践の重要性
私自身の経験を振り返ってみると、書籍を通じて基礎知識を身につけ、実践を重ねることで経験を積んできました。外部の顧問サービスは利用していませんが、適切な物件選びとリフォームの知識を持つことで、十分にボロ物件投資は成功する可能性があります。しかし、リフォームの知識を持つということはなかなかできません。私の場合は、修繕などが発生した場合、物件近くの工務店などに問合せ、極力費用を抑えたい旨を伝え作業に当たってもらいます。その完成度をみて、次も依頼するか、違う業者にするかを考えます。
購入プロセスの鍵は徹底的な交渉と慎重な判断
購入プロセス自体は通常の物件と大きな違いはありません。しかし、先ほども言いましたが、ボロ物件は隠れた瑕疵があることを前提に、少しでも安く購入することが何より重要だと実感しています。
例えば、良い条件のボロ物件を見つけたら、徹底的に交渉して1円でも安く購入するよう心がけてきました。それで交渉が決裂したら、残念ですが、また次を探せば良いのです。
上手くいけば驚くほどの高利回り
ボロ物件投資には確かに課題やリスクがありますが、一方でメリットも多く存在します。少額から始められ、着実に資産を築いていける点が最大の魅力です。
ブログの読者の皆さんには、まずは気になる地域の投資物件サイトをひたすら検索することをお勧めします。具体的な物件を見つけることで、ボロ物件投資の魅力と課題をより実感できるはずです。
リスクを恐れず、ぜひチャレンジしてみてください。上手くいけば、驚くほど高い利回りを実現できるかもしれません。不動産投資は長期的な視点が重要ですから、じっくりと腰を据えて取り組んでみてはいかがでしょうか。